7pay廃止〜その時店内で起こった事〜

話題の情報
公式HPより

もはや世間で知らない人はいない(残念な意味で)7pay。
リリース2日目にはクレジットカードでのチャージができなくなり、3日目にはその他のチャージすらできなくなると言う異例中の異例の事件を起こしましたね。

大企業であり店舗数も2万店を超えるにも関わらずに起こしてしまった大事件です。
様々な媒体やネットニュースでも取り上げられましたが、その火が収束しつつある今、一体店の中では何があったのかをご紹介したいと思います。

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7payとは

7payは株式会社セブン・ペイが提供するスマホ決済サービスで、セブンイレブンでのスマホ決済サービスの一つでした。
支払い方法は近年流行のQR決済サービスで支払いの効果音はヒャダインさんが制作するなど、多額の費用をかけて進められていたプロジェクトです。

店舗ではニュースで世間で発表されるよりも前に、サービスの情報は解禁されており、従業員の研修はもちろんですが、社員である私もサービスの内容を勉強しどんなトラブルにも対応できる様にしていました。

7pay不正利用の流れ

2018年(平成30年)6月14日 – 株式会社セブン・ペイ設立。

2019年(令和元年)
7月1日 – 「7pay」サービス開始。
7月2日 – 「身に覚えのない取引があった」との問い合わせが寄せられる。
7月3日 – 「7pay」の大規模な不正利用が判明し、サービスの制限を開始。以後、サービス制限の範囲を拡大。
7月4日 – 店舗レジ及び、セブン銀行ATMからの現金チャージ利用を停止。新規会員登録を停止。
7月8日 – 一連の不正使用案件に関連し、金融庁がセブン・ペイに対して資金決済法に基づく報告徴求命令を出す。
7月11日 – 外部IDによるログインを停止。
7月30日 – 共通IDの7iDのパスワードを一斉リセット。
8月1日 – 7payのサービスを9月30日24時に廃止することを発表

店内での出来事

7payリリース前

店舗ではニュースで世間で発表されるよりも前に、サービスの情報は解禁されており、従業員の研修はもちろんですが、社員である私もサービスの内容を勉強しどんなトラブルにも対応できる様にしていました。

店舗PCではセブンぺいに関する動画が公開されており簡易的に勉強する事もでき、自由参加型の勉強会を開き従業員さんにセブンペイについて詳しく説明したりと、お店負担での準備を事前準備として行なっていたのです。

また、本部もかなり力を入れているイベントだったので、本部社員から従業員全員の研修の実施や動画の確認をする様に毎週のミーティングで言われていたのです。

セブンイレブンは自社のQR決済を準備する為に、他のQR決済サービスをしておらず、LINE PayやPayPayなどのQR決済サービス開始もセブンペイと同じタイミングにしていました。
店舗数が多いのでその負担を減らす為に同じタイミングで開始するということらしいです。

またレジ側の負担を減らす為に、QR決済はLINE PayでもPayPayでも7payでも全て同じボタンを押す事でスキャンできるので新しく覚えることは少なかったのです(他のコンビニでは決済の種類ごとにボタンが違うらしい)。
しかし、そのボタンを配置する為にレジのボタンの配置が大きく変わったりとしたため、ベテランの方でも戸惑ったりと些細なトラブルも開始前より発生していました。

7payリリース後

1日目

7payのリリースが始まったっ初日は大変です。

多くの人に利用してもらう為に社員は店の中のお客さんに声かけをし続けたり、よくわからないという方も多いのでそれの説明をしたりと、通常の業務と平行しながらPR活動をしていました。

そんなPRを行なっているにも関わらず最初のトラブルが起こってしまいます。

「「7payで決済ができない!」」

そうです。初日に決済ができないというトラブルが起こってしまうのです。確か初日の午前中だったはずです。
理由は単純なものです。サーバーがパンクしたのです。

7payは以前よりあったセブンイレブンのアプリの追加機能として備わった機能ですでにアプリを持っている人ならすぐに利用できる様にしていました。

セブンアプリ◯万ダウンロード達成!と宣伝していたので初日くらいそれなりの準備ができたとは思うのですが、さすがはセブンイレブンです。
予想を超える7payの利用にサーバーが耐えられずリリース開始直後から決済ができないトラブルが発生していました。

ただそれだけだったらまだ許されたでしょう。同日リリースしていたファミペイも同じ様なトラブルが発生していた為、そのトラブルの影響はそれほどない様に感じました。

トラブルもその日のうちに収まり、初日は何も問題ない様に思っていました。

2日目

2日目は初日ほどトラブルも起こらず、従業員もQR決済というものに少し慣れてきた様な印象でした。
なので初日と同じ様に店内のお客さんにPR活動を続け、着実にその認知度を広めていました。

3日目

3日目です。この日も同じ様にPRをしようと思っていたのですがあるトラブルが起こっていました。

そう、不正利用の判明によりクレジットカードでのチャージができなくなっていたのです。

7payはnanacoとは違い現金チャージ以外にもクレジットカードでチャージできるというのが強みだったので、私的にかなりヤバそうという思いでした。

ですが、本部社員は問題ないという感じだったのでそのままPRを続け、現金チャージをお客さんには勧めていました。

4日目

やってきました、4日目です。とうとう現金でのチャージも停止になり、新規会員の募集も停止してしまったのです。
その為店内でのPRはする事ができなくなり、大量に貼られたPRポスターなどの撤去をしなければならないという事態に追われていました。

「お客さんからは残高が無くなるんやけどどうする?」と冗談混じりに言われたりして謝る事しかできなかったのです。

新規会員を募集していないので店内で何かする事はできず、7pay は終わったなと思っていました。

5日目以降

それからしばらくはニュースで不正利用の件が取り上げられており、本部の社員に聞いても何もわからないと言われるだけで、何も進捗はありませんでした。

それからしばらくして、8月1日です。

その日もいつもの様に仕事をしていて、休憩中にラインニュースを見ているとある記事を見つけます。

”7payのサービスを9月30日24時に廃止することを発表”

見た瞬間「???」という感情しかありませんでした。詳細をみるまではデマだろうと思っていましたが、ニュースの内容をみると驚きです。

しっかりと本部の発表で7pay廃止の発表がされていたのです。

すると一本の電話がかかってきます。電話の相手は私のお店の担当の本部社員からで「ニュース見ましたか?」というものでした。

なんと店舗には7pay廃止のことは事前に知らされておらず、皆さんと同じ様にニュースを見て廃止の事を知り、詳しい事情も何も教えてもらえなかったのです。

店舗が従業員に給与を払い時間を割いて勉強会を実施し、事前の準備も時間をかけて行なっていたにも関わらず、店舗には何も知らされず廃止の発表。さすがセブンイレブンだなと思うしかないですね。

すずなし的見解

私はセブンで働いてはいますが実はセブンについてはあまり信用しておらず、7payの開始にも最初から難色を示していました。その理由はセブンイレブンのネットに関しての弱さを知っていたからです。

セブンイレブンではオムニ7というネット通販があるのですが、店舗でも簡単に注文ができる様にと、各店舗に店員側が操作するComb(現在はサービスを止めています)という端末が支給されていました。
その端末の使いずらさが半端なかったのです。

商品を検索する際、仮に「少年ジャンプ」と検索します。これなら皆さんは何を検索したいのかわかりますよね。ですが端末には「該当の商品はありません」です。

実は商品の正式名称を入力しないと検索することができない為「週刊少年ジャンプ」と検索しないと検索結果に出てきてくれないのです。

他にも店舗内のWi-Fiですが、まぁ繋がらない。店の中にいるはずなのにWi-Fiに全然繋がらないなど散々です。

このことからわかる様にセブンイレブンはあまりネットに力を入れていない様な印象を私は初めから持っていないので、7payはかなり不安でした。

なので、7payは取得しましたがチャージもせずクレジットカードも登録せず完全に持っているだけの状態にしていました。
7pay特典のおにぎりだけ貰えれば良いかなと思っていたくらいです。

結果として後は皆さんが知る様に大きな事件が起こってしまうわけですが、、、

まぁ今回のことに懲りてセブンイレブンには大人しくしていて欲しいなと思います。

まとめ

セブンにはもともとnanacoカードがあり、かなり普及していると思うのでそれを利用したら良いんです。

無理にできない事をして失敗する様な事をしないで欲しいですね。それによって全国2万店の店が苦労することになるのを本部はおそらく考えていないでしょう。

7payのせいで、nanacoのポイント還元率も悪くなり、安全性の信用を失い、ひどいもんですね。

最近ではQR決済が増えていますが私としてはIDやQUICPayが一番最強なのではと思います。
手軽さや安全性、利用可能店舗の事を考えると一番だと思うんですが日本人は現金主義ですからね、なかなかキャッシュレスの一歩が踏み出せないんでしょうね。

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