近頃では、コロナの影響で在宅勤務になる方がかなり増えています。
今までは会社で仕事をするのが普通でしたが、これからは今回の様なことが起こっても対応できるリスクヘッジの意味で在宅勤務が増えるのは確実です。
そうなった時に私たちは意外な所で困ってしまう事になります。
それが、『在宅で働く環境』です。
家で働くと効率が悪くなるという事も囁かれる昨今ですが、そんな在宅勤務を効率的にするスタンディングデスクの使い方をご紹介します。
在宅勤務はデスクが命
まず最初に伝えたいのが在宅で仕事をする際にはデスクがかなり重要になります。
これについては言うまでもありませんが、普段仕事をしている時はどこで仕事をしていますか?
そうです、職場のデスクです。職場環境が自由な場所だとフリーデスクで自由な場所で業務を行ったりしていますよね。
でも、それが家となると話は変わってきます。そもそも家は仕事をする事を想定していないので、正直言えば仕事には向いてません。
なので効率が悪くなるのは当たり前です。それなら環境を整えてしまえば良いのです!
スタンディングデスクとは?
数年前に海外で取り入れられたスタンディングデスクですが、日本ではほとんど見る事はないですよね。
スタンディングデスクというのは、立って仕事をする事を目的に作られたデスクで、通常のデスクよりも高さがあるのが特徴です。
1日6時間以上座っていると死のリスクが40%増加すると言われており、座りっぱなしは良くないという事からスタンディングデスクが普及したと言われております。
立って仕事をするなんて考えられないと思うかも知れませんが、海外のクリエイティブな職種では割と当たり前に受け入れられている事なんです。さすが海外は意識が高いですね。
日本の企業でもスタンディングデスクは普及している
「また海外かよ。日本では関係ないね」と思ったそこのあなた!
実は日本でもスタンディングデスクは普及しています。
有名な企業では楽天やアイリスオーヤマ・サイバーエージェントなどの大手企業が挙げられます。
また、メンタリストのDaiGoさんが使用しているという事でも話題になりました。
この事からわかる様にスタンディングデスクは、海外の一過性のブームでは無く、堅苦しい日本でも受け入れられているデスクなんです。
スタンディングデスクのメリット
スタンディングデスクの何がそんなに良いの?健康的なだけじゃないの?と思う方もいると思うので、まずはメリット3つを紹介します。
メリット①集中力が上がる
スタンディングデスクの代表的なメリットの一つなのですが集中力が上がり生産性が上がる事が挙げられます。
考えてみると簡単な事ですが、座っていると筋肉をほとんど使っていないので血流が滞り脳への血液循環が落ちます。
つまり集中しづらくなり、生産性も落ちてしまいます。
でも立って作業する事により、足の筋肉がポンプの役割を果たすので血流が上がり集中力が上がりますよね。
メリット②眠くなりにくい
いつもデスクで仕事をしていて眠たくなりませんか?
会社でも眠たくなってしまう人だったら家だと尚更ですよね。
でもスタンディングデスクなら眠たくなる事はありません。
普通に生活していると立って寝る事なんてありませんから、脳が眠たくなる信号を送ってこないからです。
メリット③姿勢が良くなり、腰痛防止にもなる
座って作業をしていると、どうしても姿勢が悪くなってしまいますよね。
それが長時間となると腰痛にもなって仕事どころでは無くなります。
でも、スタンディングデスクでは通常より高い位置で、立って作業する事になるので姿勢が自然と良くなります。
在宅勤務で、腰が悪くなったという話を聞いた事もあると思いますが、それは姿勢が悪いからです。決して在宅のせいではありません。
スタンディングデスクのデメリット
では、スタンディングデスクはメリットばかりなのかというとデメリットもあります。
デメリット①慣れない
一番最初に感じるのは、スタンディングデスクに慣れない事です。
私はもう2年以上スタンディングデスクを使っているので慣れてしまいましたが、最初は作業する体勢などで四苦八苦しました笑
それに最初に立って仕事をした次の日は筋肉痛になりました。
いつも使ってない筋肉を使ったんですから当たり前ですよね。でも1週間も作業している身体が慣れてきて筋肉痛は無くなりました。
デメリット②長時間の単純作業には向いてない
仕事内容は多種多様かと思いますが、コピー&ペーストな作業がほとんどと言う場合には向いていません。
スタンディングデスクでは、頭を使い効率的に仕事をすることが最大の利点ですから、頭を使わない作業は向いていません。
コピー&ペーストで普段以上のパワーを引き出すなんてありませんもんね。
デメリット③足が痛くなる
立って作業する事になるので当然といえば当然なのですが、足が痛くなります。
ずっと立ち続けると、むしろ血流が滞り効率が悪くなるなんて事もあるので注意が必要です。
ただ、このデメリットは後で解説する効果的な使い方によって解消されます。
在宅勤務が超効率的になる!スタンディングデスクの効果的な使い方
ここまで記事を読んだ方だとスタンディングデスクのメリットとデメリットを理解出来ていると思います。
そんなあなたが気になるのはデメリットの解消方法ですよね。
私自身がスタンディングデスクに移行したのは、ニュースでスタンディングデスクが取り上げられているのを見たのがきっかけです。
最初の内は、効果的な使い方を知らなかったので正直な話、座った方が良いと思っていました。
でも効果的に使い始めてからは、絶対にスタンディングデスクの方が良いと言えます。
効果的にスタンディングデスクを使うには4つの要素が大切になります。
1.スタンディングデスクは安定する物を買う
2.スタンディングデスクの高さに注意
3.デスクにはなるべく物を置かない
4.イス選びが超重要
1.スタンディングデスクは安定する物を買う
立って作業をしている分、座っているよりも揺れを感じやすく不安定なデスクだと作業効率が落ちてしまいます。
また、デスクではPCなどの高価で重たい物を置く事になるのでそれなりの重量に耐えられる物でなければなりません。
ベストな物は自分が寄りかかっても問題ないものです。
2.スタンディングデスクの高さに注意
スタンディングデスクには大きく2つの種類のデスクがあります。
それが、昇降式と固定式です。
昇降式デスクは、デスクの高さを自由に調整する事ができるのでどんな人でも使うことが出来るですが、固定式は買う段階で高さを精査しなければなりません。
スタンディングデスクは、作業する時に肘が90°になる高さが理想的な高さと言われています。
具体的には(自分の身長 – 70〜80cm)くらいの高さのデスクを選ぶと良いでしょう。
3.デスクにはなるべく物を置かない
3つ目はなるべくデスクに物を置かない事ですが、これはスタンディングデスクというよりも好みの問題が大きいかも知れません。
私はデスクにはなるべく物を置きたくないので、マウスや筆記具など以外の物は置いていません。
4.イス選びが超重要
スタンディングデスクの高さの次に重要なのが、イス選びです。
「スタンディングなのに座るの?」と思われるかも知れませんが、私の経験則から言えば立つ事にこだわり過ぎると失敗します。
もちろん立っても作業をしますが、疲れたら座って作業もします。その方が効率的なので私は立つ事にはこだわりません。
その際のイスなのですが、必ず昇降可能な物を選ぶ様にして下さい。
スタンディングデスクでの椅子の使用イメージはBarなどにある少し高めのイスです。
「立ち作業に疲れたから、軽く座れるイス」
これがスタンディングデスクを効果的に利用する為の必須アイテムです。
このイスを使うか使わないかで、あなたのスタンディングライフが180°別のものになると思って下さい。
スタンディング歴3年目の私が使うスタンディングデスク

私自身は家でPC作業をする事が多いので、かなり悩んでデスクを選んだのですがオススメするのは『オフィスコム スタンディングデスク』です。
オフィスコムといえば、業務用品を多数扱っているメーカーとして有名ですが、ここのスタンディングデスクが最高です。
最初は昇降式にしようか悩んでいたんですが、スタンディングデスクが失敗した時の事を考えて比較的安いこの商品を選びました。
ですが、この商品は選んで間違いはありませんでした。
1.ちょうど良い高さ
2.広々使える奥行き
3.シンプルなデザイン
丁度良い高さ
まず一つ目が高さで、私の身長は173cmあるのでスタンディングデスクの高さは約100〜110cmがベストになります。
それに対してこのデスクは103cmとベストな高さでした。
女性の場合だと少し高すぎてしまう可能性がありますが、身長的に問題無ければ(170〜180cmの人)かなりオススメです。
広々使える奥行き
2つ目が広々使える奥行きです。
スタンディングデスクは数多くの種類があるのですが、ほとんどが奥行きがあまり無いもの多いのですが、このデスクは60cmもの奥行きがあるので広々と使えて作業の妨げになることがありません。
私の場合はiMacを使っているのですが、キーボードを置いても全然気にならないほどの奥行きがあるので、さすがオフィスコムと言うべきベストなサイズ感です。
勉強する時などでは書籍を読むことも多いのですが、書籍を読みながらノートに買きながらPCを操作できる広さがあるので文句無しです。
シンプルなデザイン
そして3つ目がシンプルでオシャレなデザインです。
会社で使う様なデスクだとオシャレさなんて気になりませんが、家で使うとなると話は変わります。
家で会社で使う様なデスクは置きたく無いですよね。でもスタンディングデスクってあんまりオシャレなのが少ないんですよね。
そんな中で、マット仕上げの黒のスチールに木目調の天板が見事に合っているこのデスクは家に置いていても異彩を放ちません。
しかも、スタンディングデスクは机の下にイスを完全に入れる事ができるので省スペースです!
他の商品だと単色だったり形状が変な物だったりするので、家に置きづらいですが、オフィスコムの物ならシンプル且つオシャレなので完璧です。
スタンディング歴3年目の私が使うイス
私の選ぶイスの基準は昇降可能という事だけなので、選ぶ選択肢は多いですが『サンワダイレクト カウンターチェア』は良い買い物だったと思います。
画像を見てもらう分かるのですが、デザインが特徴的ですよね。
1.レバーで簡単に昇降可能
2.背もたれが無い
3.揺れる
レバーで簡単に昇降可能
座る位置のすぐ下にレバーが付いており、このレバーで簡単に昇降する事ができます。
油圧式で昇降するので片手で簡単に上げ下げできるのは、スタンディングデスクで使うイスには必須の機能です。
私の場合は、普段は最大の高さにして立って作業はしているけど軽く座る様な姿勢で作業をしており、疲れてきたらイスを低くして座って作業をするというパターンで仕事をしています。
立てる余裕がある時は「スタンディングモード」、疲れている時は「座モード」と切り替えて作業できるので重宝しています。
背もたれが無い
また、このイスには背もたれが無いのも特徴です。
通常はイスには背もたれがあり寄り掛かりながら作業をするかと思いますが、私は効率の事を考えて背もたれが無い物を選びました。
その結果は正解で、せっかくスタンディングデスクにしているのに背もたれのあるリラックスできるイスを使うと意味がありません。
また、背もたれがある事で姿勢が悪くなるので、スタンディングデスクには背もたれの無いイスの方が良いのは確かです。
揺れる

上の動画では私が手で揺らしているのですが、これだけの揺れ幅があるのはこのイスの最大の特徴と言えます。
一見揺れるとデメリットの様にも思えますが、むしろイスは揺れる事でメリットになります。
イスを自分の位置より後ろに設置して斜めにして座ることで、イスに軽く寄りかかる姿勢が出来て作業が抜群にしやすくなります。
また、ちょっと疲れきたらイスに座ってユラユラ揺れてリラックスしたり、気持ちを紛らわせたりと色んな使い方ができます。
普通の椅子だと座ったままで姿勢が悪くなりますが、このイスは自然と姿勢が良くなるのでスタンディングデスクにはうってつけです。
超効率なスタンディングデスクまとめ
在宅勤務で、家での仕事をどう行うかで悩んでいる方は多いと思いますが、これを機会にスタンディングデスクに挑戦するのはいかがでしょうか。
デスクとイスを合わせても2万円くらいなので、かなり気軽に始める事ができると思います。
正直家にデカい机とイスは置きたく無いですよね。省スペースという意味でもスタンディングデスクは活躍しますし、私は気に入っています。
スタンディングデスクで効率的に作業をするには、同じ体勢にならない事が最重要となります。
いくらスタンディングとは言え、長時間立っていると疲れが溜まって仕事どころではありません。適度にイスに座る事で体勢を変えて作業をする事で最大の効果を発揮します。
私の体感ですが、半分以上の時間をイスを利用して作業をしており、完全に立っている時間はそれほど多くはありません。
『イスに軽く寄りかかる』これがスタンディングデスクの最適解です。