晴れて大学が決まりこれから引っ越しをするかと思いますが、どれくらい費用が掛かるのかって分からないですよね。
大学の学費や教材費、一人暮らしの為のアパートの家賃などお金が掛かって仕方がない進学だからこそ引っ越しの費用は抑えておきたいものです。
なので今回は進学を機に引っ越しをする方が必要な初期費用について計算してみます。
初めての一人暮らしで必要なもの
▼絶対に必要なもの
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 洗濯機
- ベッド(布団)
- 消耗品類
▼あると便利なもの
- 電気ケトル
- ドライヤー
- テレビ
- 机
- Wi-Fi
初めての一人暮らしで必要なものには、絶対に必要なものと、あると便利なものの二つがあります。
絶対に必要なものは、普通の生活をしていて利用する家電などが挙げられます。
また、あると便利なものだけど絶対に必要という訳では無いものもあります。
僕の一人暮らしの経験則では、電気ケトル・ドライヤー・Wi-Fiはあるとかなり便利、むしろ絶対に必要なのでは?と思うくらい便利です。
Wi-Fiを利用しないでスマホを触っているとすぐに制限に掛かり、何もできなくなるのでWi-Fiはあると便利なものですが、ほぼ必須です。
また、ベッドに関しては折り畳みができるものが良いです。
理由は大学を卒業後に引っ越しをする際に組み立て式のベッドがあると、持っていくにもお金が掛かり、処分をするにもお金が掛かるのでかなり処理に困ります。
それに対して、折り畳み式ベッドはリサイクルショップなどでタダで引き取って貰えることも多いので処理に困りません。
消耗品に関しては、数が多いので後にある「新しく買うもの一覧」にて紹介します。
便利だけど必要無いテレビ
・観る気が起きない
・スマホで代用できる
・NHK料金を支払はなければならない
僕は実家に居る時は休日だと10時間以上テレビを観ていたのですが、一人暮らしを始めてからは一切観なくなりました。
それには理由があり、一人で部屋でテレビを観ていた時に物凄い孤独感を感じてしまったのです。
テレビを消した途端に部屋から音が無くなり、そこで初めて一人であることを自覚します。
段々とその感覚には慣れるのですが、慣れていくと共にテレビを観なくなり、代わりにスマホを触る様になります。
不思議とスマホを触るとそれほど孤独感は感じず、テレビよりもスマホの方が利用する時間が多くなるのでテレビが必要無くなります。
決してNHKが嫌いだからという訳ではなく、テレビの代わりはスマホで代用できるからという理由です。
初めての一人暮らしで必要無いもの
初めての一人暮らしをすると色んな物が欲しくなりますが、買ったが最後、全く使わなくなるものも存在します。それがこの一覧です。
- 多数の香辛料
- 多種多様な食器
- 間接照明
- アイロン
- 掃除機
- ソファー
この一覧は数多くの犠牲者を出した一覧とも言えます。
初めての一人暮らしという事で張り切って、よく分からない香辛料をたくさん買って一度しか使わず賞味期限を迎え、おしゃれな食器は使う事なく棚に封印されます。
間接照明も一人暮らしの狭い部屋では、場所を無駄にとる置物でしかありません。
アイロンに関しても、よほど几帳面な人でない限り使う事はありません。
掃除機は意外かもしれませんが、必要無いものです。
理由は2つあり、掃除機を置くスペースが無いのと、コロコロで代用できるからです。
一人暮らし用のアパートだとそれほど収納が多く無いので大きな掃除機だと置く場所が無い上に、部屋が狭いので掃除はコロコロがあれば十分にできます。
ソファーも必要そうに思えますが、ベッドを置いてしまうと部屋にソファーを置く場所が無くなります。
ソファーの代わりに少し大きめのクッションなどがあれば、場所もすぐに変えられるので便利です。
引っ越しで実家から持っていく物
ここまでの説明で必要なものと必要無いものがある程度分かったかと思いますが、進学を機に引っ越す方が実家から持っていく物も知っておきましょう。
これは引っ越しの費用を大きく変えるものとなるので、費用を抑えたい方にとっては重要なものとなります。
- 教材
- 趣味用品
- PC(持っている人のみ)
教材は進学先で購入する物がほとんどなので、今まで使っていた教材の一部だけを持っていけば十分です。
また、大学に進学すると趣味に充てられる時間も増えるので、趣味に関わる物を持って行くと良いでしょう。
私の場合は、漫画本を持って行きました(笑)
また、実家で自分のPCを持っていたのであれば持って行った方が便利ですし、新しく購入する必要が無くなるので費用が浮きます。
意外かと思いますが、実家から持って行くものはこれだけで十分なのです。
ほとんどの日用品に関しては、実家から持って行くよりも新しく購入した方が安くなることがあるので持って行かない方が良いです。
つまり大学入学での引っ越しでは、引っ越し業者を利用する引っ越しでは無く、最低限の荷物をヤマトなどの運送会社で送る引っ越しとなるのです。
実家で使っていたベッドを送って利用したいと思う人も多いとは思いますが、ベッドのみを送る場合、約2万~3万円の費用が掛かります。(京都~東京の場合)
新しく購入するもの一覧
ここまでの説明を合わせた上で、大学入学での引っ越しで新しく購入する物を一覧にし、その総額を計算しようと思います。
今回の一覧は、「キッチン」「お風呂場」「お部屋」の3種類に分けてまとめているので、実際にあなたが購入する際のメモにでもして下さい。
キッチン編
▼調理グッズ
- コンロ(備え付けが無い場合)
- フライパン(中・小)
- 鍋
- ボール
- ざる
- 包丁
- まな板
- ピーラー
- へら(木べら・ゴムべら)
- お玉
- 菜箸
▼調味料
- 砂糖
- 塩
- 塩コショウ
- 醤油
- 料理酒
- みりん
- 油
- マヨネーズ
- ほんだし
▼その他
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 電気ケトル
- カラトリー(お箸・スプーン・フォーク)
- 食器(平皿・小皿・ご飯茶碗・汁椀・丼茶碗)
- 米入れ
- アルミホイル
- サランラップ
- 皿洗い用スポンジ
- 食器用洗剤
- 台拭き
あくまで一人暮らしをして自炊をするという場合に必要な物の一覧です。
自炊をしない・できないと自覚があるのであれば、上のリストの中の「その他」だけを購入すれば十分です。
その他のリストにあるものは、自炊をしないにしても何かと必要になってくるので購入しておきましょう。
お風呂場編
- シャンプー
- リンス・コンディショナー
- ボディソープ
- 洗顔ソープ
- 風呂用洗剤
- 風呂用スポンジ
- 洗濯用洗剤
- 柔軟剤
- ドライヤー
お風呂場で購入する物はシャンプーや洗剤など基本的な物だけで充分です。
シャワーだけしか浴びないから風呂用洗剤などは必要無いと思う方もいるかも知れませんが、浴槽は使わなくても自然と汚れるので定期的に掃除をする羽目になります。
柔軟剤は使う方と使わない方に分かれるので、必要な場合のみ購入して下さい。
ドライヤーも人によっては使わない人もいますが、坊主でない限りは絶対に使った方が良いので購入して下さい。
お部屋編
- 折り畳み式ベッド
- 敷布団
- 掛布団
- 枕
- 衣装ケース
- 机
- クッション
- カーペット
- ハンガー
- 粘着コロコロ
- ゴミ箱
- ファブリーズ
折り畳みベッドを使わずに布団だけで良い人は、敷布団と掛布団、枕があれば十分です。
服を入れる収納も一人暮らしの部屋ではあまり場所が無いかと思うので、部屋に合わせたサイズの衣装ケースを購入しましょう。
机に関しては、高さの高い物と低い物の2種類がありますが、低い物の方が汎用性が高く、尚且つ折り畳みのできる物の方が仕舞う事ができるので便利です。
クッションとカーペットは自分の好きな物を選べばよいのですが、毛の長いタイプのカーペットは汚れた際の掃除が面倒で清潔な状態を維持するのが難しくなるのでオススメしません。
ハンガーは滑り止めのついた機能性ハンガーの方が、どんな服にも利用できるので使いやすいのでオススメです。
粘着コロコロは100均の物でも十分にゴミを吸着してくれるので、最初の内は100均のものでよいです。
ゴミ箱に関しては、かなり僕の意見が入ってしまうのですが、部屋全体で1つあれば十分です。
キッチンと部屋とでゴミ箱を2つ利用する事があるのですが、狭い部屋でゴミ箱ごときに場所をとるのは無駄な気がします。
なのでゴミ箱は、キッチンか部屋かどちらかに一つあれば十分です。
最後はファブリーズですが、これはめちゃくちゃ便利です。忘れずに買いましょう。
振り撒くだけで部屋が綺麗になる(気がする)ので、1つ持っているだけで全然違います。
新しく購入するものの総額
今回購入するものの値段ですが、Amazonで全て購入すると仮定して計算します。
選んだ商品も 高級な物や、極端に安い物は選ばず、平均的な値段の物を選んでいます。
キッチン編
調理用品 | -価格 | 調味料 | -価格 | その他 | -価格 |
---|---|---|---|---|---|
コンロ(備え付けが無い場合) | 15,991円 | 砂糖 | 278円 | 冷蔵庫 | 32,800円 |
フライパン(中・小)セット① | 3,888円 | 塩 | 345円 | 電子レンジ | 5,990円 |
鍋セット② | 3,888円 | 塩こしょう | 204円 | 電気ケトル | 2,892円 |
ボール | 757円 | 醤油 | 224円 | 炊飯器 | 6,490円 |
ざる | 748円 | 料理酒 | 446円 | 食器 | 2,998円 |
包丁 | 1,322円 | みりん | 495円 | 米入れ | 576円 |
まな板 | 1,322円 | 油 | 311円 | アルミホイル | 176円 |
ピーラー | 542円 | マヨネーズ | 169円 | サランラップ | 267円 |
ヘラ セット① | 1,320円 | ほんだし | 323円 | 皿洗い用スポンジ | 137円 |
お玉セット② | 1,320円 | 食器用洗剤 | 145円 | ||
菜箸 | 382円 | 台拭き | 551円 | ||
カラトリー | 1,122円 | ||||
調理用品総額 | 26,272円 | 調味料総額 | 2,795円 | その他総額 | 54,144円 |
キッチンは、自炊を頑張る人の場合は合計で83,211円、コンロが備え付けの場合は67,220円の初期費用となります。
冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器は安い物を選んではいますが、リサイクルショップで購入するともっと安く購入できるでしょう。
お風呂場編
風呂用品 | -価格 | 風呂用品 | -価格 |
---|---|---|---|
シャンプーセット① | 2,478円 | ボディタオル | 379円 |
リンス・コンディショナーセット② | 2,478円 | 洗濯用洗剤 | 437円 |
ボディソープ | 472円 | 柔軟剤 | 890円 |
洗顔料 | 825円 | ドライヤー | 2,556円 |
風呂用洗剤 | 303円 | ||
風呂用スポンジ | 743円 | 風呂用品総額 | 9,083円 |
シャンプー・リンスは平均値段が難しいので、人気のあるボタニストのセットを選び、柔軟剤は僕の好きな物を選んだので、平均よりも少し高いかもしれません。
お部屋編
用品名 | -価格 | 用品名 | -価格 |
---|---|---|---|
折り畳み式ベッド | 10,829円 | クッション | 7,678円 |
敷布団 | 5,980円 | カーペット | 3,180円 |
掛布団 | 2,187円 | ハンガー×20 | 1,880円 |
羽毛布団 | 5,077円 | コロコロ | 739円 |
枕 | 2,680円 | ゴミ箱 | 3,030円 |
衣装ケース×1 | 3,563円 | ファブリーズ | 401円 |
折り畳み机 | 2,795円 | お部屋用品総額 | 50,019円 |
お部屋の物を全て揃えると、50,019円ですが、ベッドが必要無い場合は、39,190円となります。
また、クッションに関しても僕の好きな人をダメにするクッションを選んでいるので、少々値段が上がっています。
総額
パターン | 総額 |
---|---|
全て購入する | 142,313円 |
料理は全くしない | 113,246円 |
料理はしないでベッドも要らない | 102,417円 |
キッチン、お風呂場、お部屋の全て(アパート一部屋)を購入した場合の総額は、142,313 円となります。
また、今回のリストから自分に必要無いものを削っていくと、この金額から減っていく計算になります。
アパートでの費用
敷金 + 礼金 + 一か月分の家賃(管理費込み) + 火災保険料 + 鍵交換費 + 消毒費
= 初期費用
アパートの支払いは一番最初にかなりお金が掛かり、引っ越しにおいて一番掛かる費用と言えます。
この金額は自分の選んだアパートによって大きく変動するので、一概に〇〇万円と断定することはできません。
しかし、学生の住むアパートの家賃は同じような金額なので一般データをもとに計算してみます。
ニフティ不動産の調査が行った東京都内の現役大学生の住むアパートの家賃は6万~10万円が75%を占めるという結果でした。
このことから学生の平均家賃を8万円と仮定して、アパートの初期費用を計算します。
項目 | 金額 |
---|---|
敷金 | 80,000円 |
礼金 | 80,000円 |
仲介手数料(0.5か月分) | 40,000円 |
一か月分の家賃(管理費込み) | 80,000円 |
火災保険 | 20,000円 |
鍵交換費 | 18,000円 |
消毒費 | 12,000円 |
初期費用総額 | 330,000円 |
敷金・礼金は、契約するアパートによって必要が無い場合もあるので今回の計算よりも少なくなる可能性もあります。
学生向けのアパートの場合、ゼロゼロと言い敷金・礼金が0円という物件も多数あるので、初期費用を減らそうと思えばかなり減らすことができます。
もしゼロゼロの物件を選んだ場合の初期費用は、170,000円となります。
あくまで仮定での検証ですが、基本的にはかかる費用は同じなので、家賃が同じの場合に実際に掛かる費用はこのようになります。
初期費用総額
新しく購入する物とアパートでの契約を合わせた、引っ越しでの初期費用の総額を計算します。( 今回の大学入学での引っ越しでは、必要な物のみを実家から持ってくるという想定なので引っ越しではお金は掛からないものと仮定します。 )
新しく購入する物+アパート契約の費用
=トータル初期費用
初期費用は最大でかかる費用と最小費用の2種類で求めたいと思います。
新しく購入する総額 | アパート契約の費用 | トータル初期費用 | |
---|---|---|---|
最大で掛かる初期費用 | 142,313円 | 330,000円 | 472,313円 |
最小で掛かる初期費用 | 102,417円 | 170,000円 | 272,417円 |
最大費用が472,313円、最小費用が272,417円となりました。
生活に必要な物全てを購入し、料理道具も完璧に揃えるという設定ですが、やはりかなりの費用が掛かりますね。
全体金額の70%近くがアパートの契約費用なので、住む場所が変われば、この金額は大きく変わるかと思いますが、新しく購入する物については、かなり安い物を選んで計算しているのであまり変化することはありません。
まとめ
いかかでしたか、必要な物すべてを細かく計算する事は無いかと思いますが、この様に計算してみるとかなりの金額になることが分かりますね。
それに、一人暮らしを始めるにあたっての初期費用を抑えるには、アパートの費用を抑えるのが一番良い事が分かりましたね。
今回購入すると仮定したものは、全てAmazonで購入できるものなので、買い物に行くのが面倒な方は先ほどのリストから直接購入することもできます。
セールなどの状況により、値段が上下する可能性もあるので必ず確認してください。