あなたは今の職場に不満はありませんか?
給与・休日・職務内容。
毎日働いているのに給与が少ない、仕事が楽しく無い、そんな思いを抱えていても結局いつも通り仕事をするしか無い日常。
税金ばかりが上がっていき自分が自由に使えるお金は少なくなるばかりで嫌になりますよね。
このまま定年まで働く人生で良いのか。
老後まで安心して暮らす事はできるのか。
そんな不安を抱えながらの生活って正直苦しいですよね。
私もそんな悩みを抱えていた一人です。
毎日同じ様な仕事をして、残業をして家に帰って寝るだけ。
休みの日は一日中だらだら過ごして何もしない。
休みが開けると、また同じ様に働く。
毎週この繰り返しでした。
もちろん残業をすればそれなりの給与は貰えるのですが、それって結局働き続けないとダメなんですよね。
もし身体を壊したら?病気になったら?
家庭をもっても家族を養うことはできるのか?
そう思うと不安になりました。
もっと自分のしたい事を学びたい。
人として成長したい。
好きな物を好きな様に買いたい。
そう思い私は転職を決意しました。
ひと昔前と違い、現在では転職に対してのハードルは非常に低くなっています。
転職を専門にしている求人サイトも数多くあり、企業も経験を持っている人を採用しています。
でも必ずしも転職をすると上手くいくとは限らないのが現実です。
「転職をして良かった」と思う人もいれば、「転職をしなければ良かった」と思う人もいます。
では、この両者は何が違うのでしょうか?
簡単なチェック法

転職をして成功するかどうかは実は簡単な方法でチェックする事ができます。
今この記事を見ている瞬間にでもチェックをする事ができるくらい簡単な方法です。
質問です。
『あなたは今この記事をどのブラウザで見ていますか?』
ブラウザとはgoogleやYahoo!などの検索エンジンの事を言います。
iPhoneならsafariが初期搭載されていますし、Androidならgoogleですよね。
PCで利用しているブラウザでも構いません。
Macならsafariですし、WindowsならInternet Explorerが初期搭載されています。
この普段利用しているブラウザによって判断する事ができるのです。
転職しても成功する人
このチェックで転職して成功する人は、既存のブラウザは利用していません。
ブラウザにはそれぞれ得手不得手があります。
Google ChromeやFirefox、Yahoo!にBing、利用する人によって使いやすいブラウザというのが存在します。
成功する人は最初から搭載されている物をただ使うのでは無く、自分に一番向いているブラウザを選んで利用しています。
通常であれば、用意されている物を使う事でも問題は無いのですが、自分にとってより良いものを選んで自分で設定などの手間を掛けて利用しているのです。
転職しても失敗する人
逆に転職をしても失敗する人は、既存のブラウザを利用しています。
こう言うと必ず、既存の物が自分に一番向いてると言う方がいるのですが、聞かせて下さい。
他の使って無いGoogle ChromeやFirefox、Yahoo!、Bingなどを使った事はありますか?
それぞれの良さを知っていますか?
もし使った上で既存の物を使っているのであれば、あなたは成功する人でしょう。
でも使った事も無いのに既存の物が一番だと思っているのであれば、やはり転職をしても失敗するでしょう。
科学的根拠

なぜ利用しているブラウザだけで判断する事ができるのか疑問に思いますよね。
実はこれは科学的に証明された研究に基づいたものでかなり信憑性の高いものなんです。
マイケル・ハウスマンの研究
経済学者のマイケル・ハウスマンは、「コールセンター(コンタクトセンター)」の従業員について3万人以上の雇用履歴などのデータを入手し、分析を行った結果、従業員の使用するブラウザーの種類と離職率、欠勤率、また業績に相関関係があることを見出したのです。。
この研究は、これまで職を転々としてきた転職の多い人(ジョブホッパー)は、すぐに仕事をやめるのでは無いか?という仮説に基づいた研究でした。
一般的には職を転々とする人は仕事が長続きしない。忍耐力が無いと言われているので疑問に思うことは無いと思います。
ですが、研究の結果、転職の多い人と離職率には相関が無い事が証明されたのです。
つまり職を転々としているからと言って、必ずしも離職しやすいとは言えないのです。
さらにハウスマンは仕事に応募をする際に利用しているブラウザに注目し、分析をしました。
その結果、Firefox・Google Chromeを利用していた従業員は、Ie(インターネットエクスプローラー)・Safariを利用していた従業員よりも15%長く勤務していることが分かったのです。
また、欠勤率との関係も調べた所、Firefox・Google Chromeを利用していた従業員は、Ie(インターネットエクスプローラー)・Safariを利用していた従業員よりも19%欠勤率が低く、
業績との関係ではFirefox・Google Chromeを利用していた従業員は、Ie(インターネットエクスプローラー)・Safariを利用していた従業員よりも顧客満足度が高く、平均通話時間が短い事が分かったのです。
コールセンターでは、通話時間が長くなると効率が悪くなるので、通話時間が短いほど効率良く仕事ができると判断できます。
つまりFirefox・Google Chromeを利用していた従業員は、勤続期間が長く欠勤率も低く、業績も良いと言う事になります。
研究との関係性

では、この研究の何が転職の成功と関係しているのでしょうか。
それは、現状を工夫して変える力があるか無いかです。
FirefoxやGoogle Chromeは基本的に標準搭載されていません。
利用するには自分で調べて設定をして利用するしかありません。
でも何故そんな手間を掛けてまでそのブラウザを利用するのでしょうか?
それは、その方が自分にとって最善の選択だからです。
用意されている標準のものよりも、Firefox・Google Chromeの方が優れているから手間を掛けてまで利用しているのです。
仕事との関係
この手間を掛けてFirefox・Google Chromeを利用する人は仕事面でも同じ様な行動をします。
普段の仕事をただ淡々とこなすのでは無く、「もっと作業の効率化はできないか」「作業時間を短縮できないか」と工夫をし、小さな改善をしながら効率的に仕事をします。
普段からそうした事が癖になっている人は、目の前に問題が発生しても同じ様に工夫をする事で問題を解決します。
それとは逆に普段から淡々と仕事をこなすだけで、改善する癖がついていない人は、目の前に問題が発生した時に解決するのでは無く、問題から逃げてしまうのです。
そういった違いがあるので、問題を解決できる人は職場で問題が発生しても自分で解決するので離職率は低くなり、業績も高いのです。
転職との関係
工夫をして改善する癖が付いていない人が転職をしても失敗する理由は単純です。
転職をして新しい職場に行っても発生した問題を解決できないので、同じ事になるのです。
基本的に問題の起こらない仕事なんて存在しません。
天下のgoogleですら、常にバグが起こり、アップデートを行い、日々改善しているので分かりますよね。
転職をして成功したいのであれば、まずは現状の問題を解決する力を身に着ける必要があると言う事ですね。
収入にも関係

実はこの『工夫をして現状を改善する力』は収入にも関係していると言われています。
アメリカの政治心理学者ジョン・ジョスト氏の研究によると、低所得者の方が高額所得者に比べて、「経済格差は仕方がない」と受容している人が17%も多い事が分かったのです。
以外ですよね。
普通なら収入の少ない低所得者の方が経済格差を問題と感じるはずなのに、低所得者の方が経済格差を受け入れているんです。
これは大きな問題で、「貧しいから現状を受け入れざるを得ない」のでは無く「現状を受け入れるから貧しい」という考えになるのです。
現状を変える事ができない人は、問題から逃げてばかりで貧しくなり、何事も成功する事ができないのでは無いでしょうか。
転職を成功させるには
少し話が逸れてしまいましたが、もし転職を成功させたいのであればやる事は単純です。
『工夫をして現状を改善する力』を身に着けるだけです。
今している自分の仕事を少しでも改善する。
転職はその後でも良いのでは無いでしょうか。
何もしないで転職しても何も変わりません。
もう何をすれば良いのかの説明は要りませんね。
ちなみに今回の紹介した研究の出典にもなっている『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』という本には、世界中の起業家がどうやって成功したのかについて研究した本になっており、成功について知る事ができる本なので是非読んでみて下さい。